家を建てる時、ハウスメーカー、工務店、建築家などどこに依頼するにしても設計図を作成します。たまにですが、これで良く完成したなと思ったり、地震に弱そうだなとか、使い勝手悪そうとか、そもそも図面が少なすぎて大工さん苦労したんじゃないかなとか思う図面を見ることもあります。
設計図は、お施主様のご要望をお聞きし打合せを重ねて間取りや仕様、外観デザインなどが決まっていき、その情報が設計図となります。
ここで重要なのは設計力となります。具体的には、お施主様のご要望を取り入れるのと同時に地震や風に強いか、断熱性や省エネ性は良いか、採光や通風は良いか、雨漏りはしないか、使い勝手の良い間取りか、耐久性は、完成後の掃除やメンテはしやすいか、適法であるか、無理な納まりで施工性が悪くないか、あまりにもコストUPになっていないか・・・他にもたくさんありますが、バックグラウンドでそれらをまとめる力です。設計士といえばデザイン性の高い住宅を求めがちですが表面だけカッコ良くしてもそれは良い家とは言えないと思います。
このような設計力は知識と経験が必要で一朝一夕では身につくものではありませんので、実際は担当者のレベルによることが多いのではないかと思います。有資格者であっても備わっていない場合もありますし、逆に営業マンであっても勉強して設計力ある方もいると思います。そう言う私も日々勉強して設計力を磨いています。
今日のまとめです。
家を建てる時の大事なことの一つとして、依頼先の設計力を見極めましょう。
見極め方として「設計図は誰が作成しているのでしょうか?」と尋ねてみるとか、担当者が設計図を作成していないのであれば実際作図している設計士に図面についての考えを聞いてみるのも良いかと思います(^^)
それではまた次回まで。
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